撮影を振り返ります。
こんばんは!
『よごと』班、助監督の大谷です。
いよいよ上映会が近づいてきましたね!
何を書こうかな〜と考えながらiPhoneを見てみると、撮影中や作業中に撮った、おそらくこの機会を逃すと二度と日の目を見ないであろう写真が何枚かあったので、今回はそれらを見ながら、私たちの撮影を振り返ってみたいと思います。
映画を観る前に読んで下さっているみなさんが、観終わった後にもう一度読み返したくなるような記事になっていれば幸いですが……。
では早速いきます。
まず1枚目はこちら。
車の中ですね。
まだ撮影が始まる前、班員みんなで撮影用の小道具の買い出しと、ロケハンに繰り出した日の写真です。
映像制作実習の授業では、初対面の学生同士が班を組んで制作にあたるため、最初はどうしてもぎこちないのですが……
授業時間外の活動がとても多いため、いつのまにか勝手に打ち解けてしまいます。
我々もこの日を境に、かなり距離が縮まったような気がします。
これは道中たまたま見つけた怪しいやつ。
犬でしょうか…ちょっと前のめりになって一体どこを見つめているんでしょうか…
こちらは買い出しでずいぶんお世話になったIKEAの広すぎる倉庫と、その広さをジャンプで表現してくれる監督です。(ほんとに広かった…!)
続いてはこちら。
監督と2人、車の中で食べた思い出の牛丼。
私たちはSoftBankユーザーなので、SUPER FRIDAYだったこの日はタダで牛丼を食べることができました。お金のない学生には本当にありがたかった…
(監督は紅ショウガがいらないとのことだったので、ぜいたくに2人分のせて食べました。ラッキーでした)
そして肝心の部屋での撮影風景がありませんが、この日は初の撮影ということもあり、不慣れなことが多く、写真を撮る余裕がありませんでした……。
撮影“後”の我々スタッフの様子は、先日の監督の記事に載っていますので、是非そちらをご覧ください。↓↓
http://koreedazemi.hatenablog.com/entry/2016/12/25/213559
さて、ここからいよいよ撮影風景に入ります。
続いてはこちら。
コインランドリーでの撮影のときの一枚。
この日はあいにくの雨で、ポタポタと落ちてくる雫が映像にうつらないように、タオルで必死に止めている瞬間をおさめました。
みんなが必死になっているのにお前は写真を撮っている場合か!
と思われるかもしれませんが、おかげで今こうやってその苦労をブログでお伝えすることができています。(という言い訳)
ちなみに、写真中央でタオルをおさえて下さっているのはなんと、「高瀬」役の風呂本さんです。
本来はもちろん、我々制作がやらなければならない仕事なのですが、身長が足りず苦戦していたところ「やりましょうか?」と快く手伝って下さいました。
本当にありがとうございます。
さて、まだありますよ。続いてはこちら。
バスを貸し切り(!)で撮影した日の写真です。
中央に寝そべっているのは、音声を担当して下さった石川さん。
決して行儀が悪いわけではなく、映像にうつり込まないようにしながら音を録るためには、この体勢しかなかったのです。
音声だけに限らず、石川さんには作品の制作全体を通して本当にお世話になりました。
また、今回写真がなく全員をご紹介することが出来ませんが、他にも多くの方々にスタッフとしてご協力いただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
こちらは撮影が無事終わって、みんなで運転手さんにご挨拶しているときの一枚。
長丁場の撮影でしたが、我々のことをとても良く理解してくださり、少々わがままな希望にも快く応じてくださいました。
夜遅くまで本当にありがとうございました。
さて、思った以上に写真が多く疲れてきましたが、書き始めたからにはいろいろ盛り込みたいので、思い切ってこのまま続けようと思います。
もし良ければ最後までお付き合いください。
続いてはこちら。
そう、チンジャオロースです!!(?)
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、私たちの映画には食事をするシーンが何度か出てきます。
この奇妙に盛られたチンジャオロースは、お皿に適量を盛るために排除されてしまった分。
もちろん、あとでスタッフが美味しくいただきました。
食べるシーンって、実は色々な意味ですごく難しいんです。
私たちの班には明確な「美術」担当がいなかったため、「食べかけのお皿」をどうやって表現するか?どこに何を置けば綺麗な配置になるか?などなど、監督を筆頭にみんなで試行錯誤しながらの撮影でした。
みんなで頭を抱えながら考える時間が、実は1番楽しかったりします。
さて、いよいよ最後です。こちら。
某河川敷での撮影風景です。
私たちの映画は夏の終わりの物語なのですが、実際の撮影を行っていたのはもっと後。
河川敷の撮影に至っては、11月の終わりに差し掛かっていました。
そのため、キャストの方々は冷たい風の吹き荒ぶ中、薄着で震えながらの撮影となってしまいました……
その様子を如実に表すのがこの一枚。
このお地蔵さんのような塊、実は中に「御子」役を演じて下さった遠谷さんが入っています。
カメラが回っていない間は、このように何枚もの布に包まれてじっとする……カメラが回ると一転、夏の終わりの御子になる……
辛い撮影にもかかわらず終始笑顔でいて下さり、このお地蔵さんのような姿にもスタッフみんなが和みました。
この日は役者さんの凄さを思い知った1日となりました。本当に本当にお疲れさまでした。
さて、長々と書いてしまいましたがこれで終わりになります。
私はこれまでに映画制作の経験がほとんどなかったため、右も左もわからない状態でスタートした撮影でしたが、多くの方に支えていただきながらなんとかここまでしがみついて来ることができました。
ブログでは到底紹介しきれない沢山の思い出がありますが、ひとまず言いたいのは、上映会にぜひ来てください!!ということです。
このブログでは最後にダジャレを言う流れがあるようなのですが、うちの監督は見事にそれを無視していたので、助監督としてここは監督に習いたいと思います。
(本当は思いつかなかっただけですが。)
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
それでは1/10、大隈講堂にて皆さんのご来場をお待ちしております!
(文責:大谷)